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まいぷれ広島 編集部が行く!

広島土砂災害8.20 支援活動を続けるボランティア団体「コミサポひろしま」

2015/07/02

2014年8月20日に起こった広島市土砂災害から、もうすぐ1年が経過しようとしています。

土砂災害のあった日から今日まで、さまざまな支援活動を続けられているボランティア団体
「コミサポひろしま」さんに、お話を伺ってきました。
また、今年7月19日(日)にコミサポひろしまさんが主体となって開催する「広島土砂災害復興支援チャリティー神楽」についてもご紹介します。

8.20 広島土砂災害

2014年8月20日。広島土砂災害が始まりだった。

「コミサポひろしま」は、災害のあった8月20日にボランティアスタッフとして携わったメンバーを中心に立ち上げられたボランティア団体だ。
1年の間に名前やメンバーの変更はあったが、今の形に落ち着いたのが今年の4月。支援活動の内容は変わらず、5名を中心に新体制でスタートを切った。


コミサポひろしま代表 安永 智也さん
コミサポひろしま代表 安永 智也さん
代表を務めるのは安永 智也さん。土砂災害をきっかけに東京から広島へと拠点を移し、支援活動を続けている。

「祖母が、このあたりに住んでたんですよ。実際に現場を見て、自分も何かしなければと思いました」

安永さんが現場に入ったのは、被災から1週間が経過したころ。目にしたのは現地の惨状と、「ボランティア難民」が生まれていた現実だ。

多くの人が自分もなにかしなければ、という想いを胸に現地に入っていた。もちろん人手が必要だった。ただ、その人数を統率するには、また、人手が足りなかった。

誰もが一生懸命だったしボランティアの人が数多くいた。消防隊、自衛隊、行政の人に任せられることは任せて、自分たちは自分たちにできることをと、今のコミサポひろしまの原型となる団体が結成された。

こんな時に、機能する団体でなければならない。
助けになったのは、県外で長く災害のボランティア活動を続けている人たちの存在だった。

つなぐ

例えば愛知。南海トラフの脅威もあり県民の防災意識は高く、また、新潟も地震や雪、竜巻に水害と、災害が起こりやすい土地だけに防災に対する備えや意識が強い。

「災害は本当に想定外のことが起きます。支援する側も自分たちでどうにもできないことが起きるんで、全国の災害支援が出来る人たちと顔を繫いでおくって大事なんですよ。彼らが助けてって言ったときは助けるし、彼らも僕らが助けてって言ったら来てくれる。」

安永さんたちは、そういった県外の災害支援が出来る団体との繋がりや交流を深め、互いに助け合うことの出来るラインを作っている。

それは地域の住民同士にも言えた。
住民同士が声を掛け合い自主避難をした人が助かったり、お互いの所在を知っていたり、地域のコミュニティが強かったおかげで人的被害が少なかった事例がいくつもあった。

地域コミュニティの強化は、コミサポひろしまが力を入れている活動のひとつでもある。


知ること

「広島は確かに災害が少ない。でも過去を紐解けば2001年の安芸灘地震、1999年の6.29災害では呉で大きな被害が出ているんです。防災に一番大事なのって自分の地域で起きた過去の災害を知ることなんですよ」

土砂災害が起こりやすいなら、それに対応した生活の仕方がある。知ることの大切さを、より広く伝えていく必要があった。
安永さんはさまざまな場所で、そういった知識をもっと多くの人に知ってもらいたいと講演活動も行っている。

防災する術を知ることの大切さを話し続けるのは、頭ではわかっていても具体的な対策までは至らないことが多いからだ。
防災マップや避難用具を家に置いている家庭はまだまだ少ない。


けれど、その一つ一つがいざという時に、自分を、家族を、大切な人の命を繋ぐ。


学生たちの力

コミサポひろしま副代表 新林 修司さん
コミサポひろしま副代表 新林 修司さん
「学生がね、ずっと来てくれるんですよ」

副代表の新林さんはそういって笑った。
土砂災害の直後からずっと、通ってくれている大学生たちがいる。

「彼らの熱い思いには、本当に圧倒されますよ」

忘れずに、知識を身につけて活動を続ける学生たちの若い力は、本当に大きな活力となった。
彼らは、溜まった土砂を運んだり、時に話相手になったりもする。

ボランティアは、なにも力仕事だけではない。一人一人に寄り添うこと、話を聞くだけでもいい。心の復興は時間がかかる。だからこそ、忘れないで欲しい。

「時の経過と共に、外部からの支援は減っていきます。でも、被害に遭った地域ではまだ支援を必要としている場所があります」

自分たちに出来ることをと一生懸命な学生たちの姿は、沈みがちな環境にも、また明るい希望をもたらす。

支援のかたち

半年の節目に、佐東公民館で開催された追悼「つなぐプロジェクト」に岩手県大船渡市から届いたのは1,000枚ものホタテ。

「東北を支援してもらったので、ホタテで恩返しをしたい」

まだ東北も復興に大変な時に、こうやって支援してくれる人がいる。助けてもらった気持ちが繋いでいく支援の形もある。
広島土砂災害は、身近で起きた大きな災害だった。

まずは参加してみて欲しい。現地の人がいま何を必要としていて、復興とはなんなのか。
そしてコミサポひろしまのようなボランティア団体がどんな活動をしているのか。
あの場所で、何が起こっていたのか、そして今、どうなっているのか。

「落ち着いたように外からは見えるかもしれませんが、心の復旧はまだまだです。
話を聞くというだけでも心の支えになることができます。
是非みなさんの力がまだまだ必要だということを感じていただきたいです。」

知ることが、支援の一歩で、防災の一歩へと繋がってゆく。


2015年2月22日 安佐南区山本で被災した子供たちの追悼が山本小学校で執り行なわれた。

 

コミサポひろしまの活動

2015年7月19日(日)
あさひが丘コープビルホールにて、「第1回広島土砂災害復興支援 チャリティー神楽 共演大会」が開催されます。

入場は無料だが、義援金として任意の寄付をお願いしている。
集まった義援金は大会運営費を除いたすべてが、広島市に寄付される。

6人目のメンバー「コミオ」
6人目のメンバー「コミオ」
コミサポひろしま

〒731-0101
広島市安佐南区八木3丁目25-31
TEL 090-8603-8282
メール comsup.hiroshima@gmail.com
ホームページ http://comsup.saloon.jp
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この度、取材にご協力いただいた「コミサポひろしま」のメンバーのみなさま
本当にありがとうございました!