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まいぷれ広島 編集部が行く!

始まりは広島。「クレイジーフットボールファミリー」が目指すもの。

サッカーに一途な彼らが語る。彼らが望むサッカーの未来!

2018/03/16

みなさん、こんにちは。まいぷれ広島編集部さくらです!
今回、サッカーを主としたスポーツ事業を展開されている「一般社団法人 中国ウェルネススポーツネットワーク」さんにご協力いただき、運営クラブの監督・コーチのみなさんにお話を伺いました。サッカーに一途に向き合い活動している彼らのコメントとともに、楽しく真剣にサッカーで汗を流す選手たちの様子をご覧ください。

運営クラブについて


・広島八幡フットボールクラブ
 広島市佐伯区を拠点とするサッカークラブ
 (広島八幡フットボールクラブって?→ 2017年5月の取材記事はこちら
・エル・ドラードサッカースクール
 広島市佐伯区・安佐南区・西区、廿日市市にて開校しているサッカースクール
・FC プロヴォカーレ(2018年4月より)
 広島市安佐南区を拠点に活動するサッカージュニアユースチーム

代表、監督、コーチ、選手みんなで「クレイジーフットボールファミリー」として日々一意奮闘してサッカーに取り組んでいます。

サッカーについて、語ってください!

2018シーズン、広島八幡フットボールクラブの目標は?

広島八幡フットボールクラブ<br>U-12 監督 大江さん
広島八幡フットボールクラブ
U-12 監督 大江さん
「U-12 ジュニアでは、広島県ナンバーワンを取るっていう目標があります。そして、この2018シーズンに限らず毎年毎年思うのは、サッカーだけじゃなくて社会性も身に付ける必要があると感じていて、オフ・ザ・ピッチの部分も、これから引き続き指導していきたいですね。(大江さん)」
※オフ・ザ・ピッチ:
フィールドから離れている状態、つまりサッカーをしていない時のこと。紳士的な行動を心掛けることで、具体的には挨拶、礼儀、勉強、生活習慣などをしっかりすることをいいます。

広島八幡フットボールクラブ<br>U-15 監督 隅田さん
広島八幡フットボールクラブ
U-15 監督 隅田さん
「広島八幡フットボールクラブ U-15 ジュニアユースの目標は、ユースリーグ2部昇格。ユースリーグ以外で言うと、もちろん広島県ナンバーワンと言いたいところだけど、まずは地に足をつけて中国大会出場は絶対、成し遂げたいです。(隅田さん)」

エル・ドラードサッカースクールについて教えてください

一般社団法人 中国ウェルネススポーツネットワーク<br>代表理事 岡本さん
一般社団法人 中国ウェルネススポーツネットワーク
代表理事 岡本さん
「子供たちがサッカーをする、スポーツに触れる環境を提供して、子どもたちの運動能力の裾野を広げながら、運動スキルを上げていけたら…と展開しているのがエル・ドラードサッカースクールです。(岡本さん)」
「スクールでは、サッカーの楽しさを教えたいですね。俺ももちろん、昔からサッカーを楽しくやらせてもらったので。その楽しさを伝えたい。楽しいけぇ続けるし、もちろん悔しさもありますよね。(隅田さん)」

FC プロヴォカーレについて教えてください

FC プロヴォカーレ<br>監督 小林さん
FC プロヴォカーレ
監督 小林さん
「『プロヴォカーレ』とは、そもそも『挑戦』という意味。広島のナンバーワンになるために挑戦していくっていうチームです。目指しているのは、まずは2部の上位に食い込む力を付けること。そして何より、1年間終わった時に、子どもたちに『プロヴォカーレに入ってほんとに良かった、最高だった』って思ってもらえるようなチームづくりをしていきたいなって思ってます。(小林さん)」
FC プロヴォカーレ<br>コーチ 岡田さん
FC プロヴォカーレ
コーチ 岡田さん
「今後の理想は『サッカー文化をつくりたい』です。まずは安佐南区の全サッカー関係者に認知されるところから始まって。うちの選手がウェアを着て外を歩けば、地域の人に『今日も頑張ってね』と声を掛けてもらえるようになったら良いですよね。練習試合では、地域の方が、自分の子どもや血縁者がいるわけじゃないけどうちのチームを応援してくれて、支えてくれて、試合を観に来てくれる。勝った負けたで一喜一憂してくれる。そんな文化ができれば…長期的な夢みたいな事ですが、一番の理想です。(岡田さん)」

指導者になろうと思ったきっかけを教えてください

GKコーチ 坪倉さん
GKコーチ 坪倉さん
「フィールドの選手を教える指導者は数多くいると思うんですけど、キーパーを教える指導者は数が不足しているように思います…。僕のこの経験が子どもたちのために役に立つんだったら、GKコーチを自分がしたいなと、役に立てるかなと思ったんです。(坪倉さん)」

選手、子どもだちの成長を感じる瞬間はどんな時ですか?

広島八幡フットボールクラブ/FC プロヴォカーレ<br>コーチ 西野さん
広島八幡フットボールクラブ/FC プロヴォカーレ
コーチ 西野さん
「ある選手が、ドリブル練習を家でもしているとその子のお母さんから聞いていました。今日練習の最後に行ったゲームでのドリブル、彼は3人抜きました。僕が教えたことだけじゃなく、自分で努力して、それが実になった瞬間です。記録ノートも毎日毎回書いて、コツコツ頑張ってる。その結果がプレイとして現れた瞬間は、本人は気づいていないかもしれないけど、僕はすごく嬉しい。成長していく子は、やっぱり一生懸命な子ですね。ふてくされたり、すぐ泣いたりとかじゃなく、僕が言わなくても一生懸命、何事にも。(西野さん)」
広島八幡フットボールクラブ<br>コーチ 中村さん
広島八幡フットボールクラブ
コーチ 中村さん
「キッズ年代の子どもたちが、サッカーで『ワイワイするのが楽しいな』から、『うまくなりたい』っていう気持ちに変わった瞬間に、『こういうの教えて』って自ら質問してきたりしますね。ドリブルで抜いていく楽しさを解った瞬間とか、そういうのって表情や雰囲気に出たり、言葉に出す子ももちろんいて、そんな時が変わったなって思う瞬間です。(中村さん)」

クレイジーフットボールファミリーの将来について考えていることは?

「うちのファミリー、どういう環境をつくっていきたいかについては…まず最適なエリアでの活動環境として、グラウンドが欲しいですね。これは永遠の課題。一つつくったら終わりじゃないと思うし。(岡本さん)」

「全国各地にね、俺らの組織の拠点があるのも面白いかなと思うけど。(小林さん)」

「それをやりたいね。例えば、今は僕がクレイジーフットボールファミリーを束ねる立場かもしれないけど、そういう考え方ではなくて。いずれは中村さんが、例えばカンボジアにクレイジーフットボールファミリーの支社を出すみたいな…そんなイメージです。西野くんは愛媛の統括として、スタッフを2人かかえて…っていう感じで展開していきたいね。(岡本さん)」

「世界に出る選手や社会人を育てようっていうチームコンセプトがあるけど。それなら世界中の、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニアや南米のチームと試合ができたら良いよね。そこに出向いて行くのが当たり前にできるような環境は、俺の憧れ。FC プロヴォカーレと広島八幡フットボールクラブが練習試合するくらいの感覚で、『じゃあ1ヶ月後アフリカへ試合に行ってくる』と。そんな風にできたら面白そう。(中村さん)」
「小学校年代と中学校年代の連携はもちろん、高校生年代、一般、その後まで…後に八幡フットボールクラブに戻ってこれる環境をつくっていきたいですね。自分が教えた選手たちが、もちろんプロになって、そして今度は一緒に指導するのが僕のひとつの夢ですね。(大江さん)」

最後に、この記事の読者の方へメッセージを!

「ここまでの組織体って、広島でもなかなか無いと思うんです。本気で変えようとしてる。今まで誰もやってこなかったことを、新しいことを、常にやろうとしてる。
いろんな弊害があっても、このチームワークで乗り切ってます。スタートした時は、子どもたち40人でした。2年半で130人になって、この4月に200人くらいになります。目標は年内に400人。2022年までに、ぼくらクレイジーフットボールファミリーを、1,000人にします。2022年までに広島でトップを取って、2030年に開催されるワールドカップでは、僕らのファミリーから巣立っていった選手が日本代表として活躍することを目標にしています。(岡本さん)」

「地域とのつながりも大事にしていて、幼稚園をまわったりしています。サッカーの普及は常に考えています。学校との連携もいろいろ取らせていただき、スポンサーさんにも沢山ついていただいてます。子どもたちの健全育成という、僕らのビジョンに共感してくれ、支えてくださっています。

今、僕らのクラブは子どもたちの良さを120%まで引き伸ばせる環境になりつつあります。サッカーを教えるチームですが、サッカーの技術よりも重要なのは人間性。人間教育をベースに、軸にしてやっています。
そして一番の目的は、サッカーを日本の文化として根付かせること。サッカーを通じて、子どもからお年寄りの方まで笑顔になれる環境づくりをしたい。その想いのもと活動しています!(岡本さん)」

サッカーは世界中の人と仲良くなれて、年代も関係なく、ボール1個から始まる楽しいスポーツ。
彼らはそう語りながら目を輝かせていました。選手一人ひとりの個性を理解し、サッカーを通じて人としての成長を望む姿。そして何よりサッカーの未来をより良くしようと真剣に考え取り組む姿はとても素敵です。

もっとサッカーを普及させる。人間性・サッカーの技術面も優れた選手を育てる。サッカーを日本の文化として根付かせ、みんながサッカーを通じて笑顔になる環境をつくる。
理想を言葉にすれば限りなく、実現するためには様々な困難もあると思います。

しかし、彼らなら。クレイジーフットボールファミリーのみなさんなら…
将来、広島から、日本のサッカーが変わるかもしれません。

各チーム、スクールの詳細はホームページをチェック!

広島八幡フットボールクラブ
エル・ドラード サッカースクール
FC プロヴォカーレ

他関連ページ
まいぷれ広島編集部が行く!(広島八幡フットボールクラブの魅力に迫る!:2017年5月公開)
広島八幡フットボールクラブ Facebookページ
EL DORADO SOCCER SCHOOL Facebookページ
FC プロヴォカーレ Facebookページ
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取材に協力してくださったクレイジーフットボールファミリーのみなさま、ありがとうございました!

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